愛犬が逸走してしまったら
初期の対応
通常は外部要因や過失などが原因で逃げてしまうことが殆どです
予防を怠らずに行っていても偶発的原因もあります
いつも落ち着いている犬が大きな音に驚き逃げ出す事は多い
こんな事がありました
絶対に離れないからとリードせず何年も散歩していた人が
目の前の事故の音で驚いて飛び出し居なくなった犬の探し方を教えてくれと来ました
幸いにも2週間後見つかったのですが、怪我をしていました
現在犬は回復しその人は今リード2本付けて散歩しています
しかもノーリードの人に自身の体験を語りリードを付けさせているということです
警察犬でも本能的な反射の行動は人がコントロール出来ないことがあります
犬がパニックや極度の興奮した場合にそうなります
犬を落ち着かせる事が大切 そのためには自身も落ち着いていなければなりません
![](https://palmsilk.com/palmsilk/wp-content/uploads/2017/10/paw-blue-grande.png)
筆者は呼吸法で落ち着く事を意識
鼻から吸ってゆっくり口から吐くを行っています
散歩グッズ、特にリードとカラーは
毎回チェエク後に散歩へ出かけます
散歩中にロングリードで何度か呼び戻しも行い万が一に備えます
逃げたシチュエーション別
まず落ち着いて走って追いかけないで興奮が収まるまでそっと見守りながら
ゆっくり目線を下げて 近づき 優しく確保しましょう
可能なら、近くの方たちやお友達わんこ等に助けてもらいながら囲みます
近づくのは飼い主さんだけにしなるべく刺激を与えないように心がけて確保します
大切なのは目の前に居る間に確保することです
見失うことのないようにが大前提で危険の少ない方向へ誘導する
時間が掛かりそうならば応援の連絡もしましょう
この場合もまず落ち着いて状況を確認
リード・カラー・お散歩バックを持ち
好きなオモチャ・オヤツ等も忘れず
家の中・敷地内・いつもの散歩コース・好きな公園等
範囲を広げながら名前を呼び探す
家族がいるなら手分けし、届け出班や捜索班など分担し効率良く行います
仲の良い友達ワンちゃんやその飼い主さんにも協力お願いします
いつも行きたがる場所を友達ワンちゃんと一緒に歩いてもらいます
出来る手立てを施しましょう
居なくなった時の愛犬最新情報
逃げた犬の最新状況を事細かに覚えている間にメモしておきましょう
出来るだけ思い出します
下記の項目を埋めていきます
- ネームプレート(迷子札)の有無
- 鑑札の有無
- 首輪の色
- マイクロチップの有無
- 色
- 大きさ
- 体重
- 犬種
- おおよその年齢
- 性別
- 装着物(リード・首輪)
- 特徴的な箇所
- 提出用画像
これらを書いてコピー
届け出にも説明にも使えます
確認・届け出・チェック
確認
沖縄県動物愛護管理センター https://www.aniwel-pref.okinawa/
沖縄県警察拾得物情報 http://www.police.pref.okinawa.jp/ishitsubutsu/bunrui.html
各愛護団体・グループのHP
近隣ペットショップ
Web情報(SNS・掲示板等)Facebook・ツイッター・インスタグラム・web
検索ワードも色々工夫して下さい
届け出
- 警察(交番・警察署に遺失物届け出) http://www.police.pref.okinawa.jp/ishitsubutsu/bunrui.html
- 沖縄県動物愛護管理センター(文字・画像ともに届け出が出来る) https://www.aniwel-pref.okinawa/
- 市町村役場各窓口
- 近隣獣医師(かかりつけは必ず)
沖縄県警察
警察(交番でも遺失物届けができます)
届け出用紙 http://www.police.pref.okinawa.jp/docs/2018102500029/files/Japanese.pdf
http://www.police.pref.okinawa.jp/ishitsubutsu/bunrui.html
上のサイト一番下までスクロールし
「動物」の項目をクリック
3ヶ月間の拾得動物の文字情報があります
それらしい情報があれば該当警察署に問い合わせ
犬は1日の移動距離も相当長いので
範囲は広く見る必要がある
沖縄県動物愛護管理センター情報
URL: https://www.aniwel-pref.okinawa/
犬・猫情報をクリックすると図のようになり
収容情報と一般の迷い込み保護の両方
該当犬が居ないか確認する
似てる場合やそれっぽいと感じるならば
確認を取りましょう
時間が経てば様子が変貌することも多々あります
スマホの場合はこのように
少しスクロールすると出てきます
ここで行方不明の登録も忘れずに行いましょう
中期の対応
直ぐに見つからない場合
根気よく毎日各サイトの更新を確認しましょう
以前は現場に行かないと確認できないことが多く今は便利になりました
アナログも効果はあるので利用しましょう
情報の取捨選択は上手に行いましょう
- Web利用
- SNS(ハッシュタグを付ける)
Facebook・ツイッター・インスタグラムの利用が多い - 各掲示板(ローカルルール厳守)
沖縄版や県内サイト・ジモティー等
- SNS(ハッシュタグを付ける)
- 譲渡会参加(近隣の愛護団体に確認しましょう)
- ポスター掲示(人目の多い場所に掲示のお願いをする)
捜索用のメールアカウントを作りポスターにQRコードを載せるのが便利
これらのwebサイト利用する場合
必ずブックマーク等後から必ずチェック出来るようにしておきます
筆者は情報フォルダを作成、ブックマーク
捜索サイト系全てを複数タブで開き、確認しては閉じるを1日数度行っていました
SNSは個別にリスト作成やハッシュタグをメモにしていました
ポスター掲示場所はマップアプリに名前と場所を登録していました
まずは、掲示していただいた全てに感謝と報告を
掲示板やSNSにはその旨の投稿やレスポンスを
獣医師やお世話になった方々に報告を忘れずに
長期での対応
- 想定外に遠くに行っている
- 誰かが保護しどこにも連絡せずそのまま飼われている
- 餌に不自由しない場所に定住
- 交通事故
- 連れ去り
1-3は可能性があります諦めずに
4は怪我なら情報が出てくる可能性もあります
そうでない時は確認する必要も
5は難しいかも知れません。故意なので隠蔽工作される可能性も
ここは知人の犬を長期に渡って(数年)一緒に探した経験を元に記しています
長くなると精神的にもキツく情報も増え それらを整理して確認
遠方も出来るだけ情報が新鮮なうちに出かけます
色んな人との出会いもあり情報網が広がると同時に情報も錯綜していきました
ルーティン化した情報整理、確認に行き肩を落として帰る日々
今は当時よりも画像や動画での情報も多くその分確認しやし易いですが
情報量は膨大です そのために整理に時間がかかるでしょう
何度も似た確認済み犬の情報が入ってきたりと精神的にタフになる事が必要に
しかし、探す側も体を壊しやすい精神状態になるのでどこかで区切りを付ける必要に迫られて
その知人は2年の歳月を持って区切りました その後はサイトを回る程度に
このように長期に渡った場合は本当に難しい問題です
一人で悩まずに必ず相談して無理しすぎないようにしましょう